もう昔からどうにかせい、と思ってたことがありまして、それが銀行ATMからお金を引き出すときに発生する手数料。
だって日中は手数料かからないんですよ。夜だけかかるんです。おかしいですよね。
機械なんだから24時間稼働だろうと、当たり前にそう思うわけです。
でもね、そんな手数料も、ああ、こういうときに使うんだな、とちょっと銀行のサービスの良さに感心してしまう事件がありました。
それは先日のことです。
日中仕事して夜お金をおろそうと思ってATMにキャッシュカードを入れたんですね。
そしたら手数料かかりますけどいいですか?、なんて表示が出たわけです。
なんだこのやろう、おろしてやるもんか、と思って、ATMを出ました。別に明日でもいいし。
数千円おろすだけなのに数百円取られたらそりゃ割合わんでしょ。
で、しばらくして本屋とか行って別の銀行行ったりしてですね、で、財布を開けたんです。
「ああ!!」っと。
さっきの銀行のキャッシュカードがない!!!!!
必死で探しました。あれ、どこで落としたんだ!?
元来たルートを地面を見ながら戻ったものの、落ちてるわけもなく。。。
「まさか。。ATMのところで落としたんじゃ・・・」
ATMに戻って見渡しても落ちてない。
しまったー。たぶん、ATMに挿しっぱなしで取り出さずにでちゃったんだ。。。
近くの交番によっても誰も拾得物の手続きしてないし。
こりゃ、ATMから出てきたカード、そのまま誰かに持ってかれて、、、あー大変なことになった。。。
ふと見ると、ATMの自動ドアのところにフリーダイヤルがあったので、
ダメもとで電話してみることにしました。カード無効の依頼もしないといけないし。
「あのー、さっき○○のATMでお金引き出そうとしたんですけど、もしかしたら挿したまま出ちゃったような気がするんです」
「それでは、調べますのでATMの場所とお名前を教えていただけますか?」
場所と名前を名乗ってしばらく待つと
「確かにお預かりしております」
「えっ??」
「ATMでお預かりしております」
「え!?本当ですか?」
「はい、お預かりしております。今から30分ほどお時間いただければお返しできます」
「え?そうなんですか?ど、どうやって?」
「はい、警備の者が現場でカードを取り出し、お客さまに直接お返しいたします」
「え!それはありがたいです。待ってればいいですか?」
「いえ、どこかでお時間つぶしていただいて、こちらからお電話いたしますのでそれからお越しいただく形で結構です」
もうそれから30分は何か誰かに親切にしたくって駅前を怪しげにうろうろしてましたけど、結局誰も助けを求めていそうになく、銀行から電話があってATMに向かうと恐縮した警備の方からキャッシュカードを手渡ししてもらって、ありがたく帰宅しただけでしたけど、なんとも質の良いサービスに触れてなんだか嬉しくなりました。
銀行にATM挿したまま出てしまったと思ったら、すぐにフリーダイヤルしましょう。
ATMが預かってくれてるかも。