あらゆるアイデアを評価する

前回は日々の目立たないルーチンワークもしっかり評価しましょう、というお話をしましたが、今回は、改善や企画、クリエイティブなどのアイデアについてもしっかり評価しなければならない、というお話をします。

企業の本質とはまさにアイデアを源泉にした創造活動であり、そして、一部の普遍的、原理的なアイデア(原理科学技術や「資本主義」「法律」などといった普遍的価値を持つアイデア)を除いて、ほどんどの企業のアイデアは時間の経過に影響を受け、時間がたてば腐るものです。

だから企業人であるならアイデアを生むだけでなく、日々アイデアのメンテナンス、アイデアの足し引きをしなければなりません。
たとえば

  • 業務の改善
  • ビジネスモデルの企画、創造、改善
  • 組織体制の改善
  • ・・・

といったたぐいのものです。

結構考えていてもすぐに出てこなさそうなものばかりですね。
マネジメントはこれを毎日考えています。でも毎日必ず何かのアウトプットがあるかというとそんなことはありません。
悩んで、悩んだだけで一日終わり、なんてことはしばしば起こります。

この、結果が見えにくい知的活動はその効果や影響が多岐に長期にわたる可能性もあり、その場で経営的影響を算出することは極めて困難です。
そのため「各個人のアイデアを聞かない、聞いたふりだけして乗らない」という姿勢は、無抵抗な状態の電流かの如く至極簡単に「アイデアを出す必要はない」という短絡的なメッセージとなって組織のメンバーに伝わってしまいます。
こうなってしまっては企業の持続的な成長にとって大きなマイナスです。

だからマネジメントは、この結果が見えにくい活動に必ず評価を付与させなければいけないのです。

では、どのように評価を付与したらいいのでしょうか。

営業部門の人事評価、賞与査定についてで評価式を公開しましたが、その中に「改善提案」という項目があります。

日々の目立たないルーチンワークもしっかり評価するで、ルーチンワークの評価を売上換算して、売上など金額と並べて評価していることを説明しましたが、「改善提案」も同様に売上換算すれば売上評価と並べても矛盾は発生しません。

評価式にある
改善提案/0.6
がそれにあたります。
金銭的価値を主力商品の粗利率で割って売上換算しています。

次の記事では、改善提案の金銭的価値について説明したいと思います。