日系企業の生産拠点として、これまで中国、タイ、ベトナムなどが注目されてきた。
ところが昨今のすさまじい経済成長で中国はすでに生産拠点としてのメリットはほとんどなくなっていると言っていいし、タイ・ベトナムにおいても進出当時ほどのコストパフォーマンスは期待できなくなってきている。
そんな情勢下において、日系企業の次の生産拠点として注目されている国がある。
ミャンマーだ。
かつてビルマという名だったこの国は、長い軍事独裁政権の中で数々の経済政策の失敗を犯し、深刻なインフレを招く等、ミャンマーの経済状況を悪化させ続けてきたが、2008年新憲法案についての国民投票が実施・可決され民主化への第一歩をようやく踏み出すと、過去の軍政による内向きな政策から180度転換し、諸外国からの投資を積極的に誘致する姿勢を打ち出している。
ミャンマーが資源国であることも手伝って、世界中の企業はこのときを待っていたとばかりに大挙してミャンマーとの関係構築に取り組んでおり、中国、欧米各国に後れをとりつつも、日本国、日系企業にとってもこのミャンマーという国は次なるパートナーとして期待されるところが大きい。
アジア開発銀行(ADB)は12年のGDP成長率を5.5%と予測し、底堅い経済成長は今後も続くと見込まれている。
そんなミャンマーだが、まだまだ様々な制約があり、おいそれとは進出できる状況にはないのが実情らしい。そこで頼りになるのが海外進出におけるコンサルティングパートナーになるわけだが、ここに、早い段階からミャンマーの潜在的価値を見抜き、虎視眈々とこの時を待っていたコンサルティングファームがある。
VACコンサルティング
http://vac-gr.com
ベトナムに拠点を置きベトナムへの日系企業の進出を支援するかたわら、ミャンマーの動向を常にうかがいつつ進出のチャンスをうかがってきたVACコンサルティングが、徹底した調査とベトナムで培った進出のノウハウを手に、日系企業がミャンマーで戦うための足がかりを作ってくれるだろう。
VACコンサルティングではミャンマー進出の支援として、視察、会社設立、事業展開・工場設立、テストマーケティング、業務提携、経理処理などのコンサルティングをおこなっている。
まだLCが発行できない、ミャンマー通貨は日本円に換金することができない、といった状態なので、進出するとすると乗り越える壁は高そうだが、私の会社のようなシステム開発をおこなう会社であれば、オフショア開発先として考えることはできそうだ。