2度にわたり、クリエイティブ部門の人事評価、賞与査定について実際に私がおこなっていることについて掲載しました。
そのときの記事はこちら。
クリエイティブ部門の人事評価、賞与査定の改善
クリエイティブ部門の人事評価、賞与査定について(評価式)
さて、今回はさらに改善をおこない賞与額の算定式を見直しましたので、その紹介をしたいと思います。
今回改善した結果の賞与額算定式はこちら。
賞与額=
({給与連動係数+(1-給与連動係数)*評価係数}*会社から部に出るボーナス総額(給与は含まない)*当人の月給)/月給の部全員分合計+新規アイデア評価額-5,000
給与連動係数(不変動部分をどれくらいの割合にするか):0.9(数字は半期ごとに変動あり)
評価係数:当人の評価値/全員の評価値加重平均
※ 評価係数の計算は、クリエイティブ部門の人事評価、賞与査定の改善の記事を参照。
さて、今回の改定についての主目的は
- 持続可能な計算式にすること
- 公平にすること
- アイデア評価を加えること
以上の3点です。
とくに「持続可能な計算式にすること」は会社としては重要で、以前の算定式(クリエイティブ部門の人事評価、賞与査定について(評価式)を参照)では、賞与額の基準が「当人の給与〇ヵ月分」となっていたため、◯の部分には最低でも「1」が入るのだろうという暗黙のコンセンサスになりますが、実際は会社の業績いかんでは1に届かないこともあります。
賞与はあくまで賞与であり業績が良ければ出すものですので、「給与〇ヵ月分」に縛られると会社が疲弊し、持続可能な会社にするためのチャレンジやリスクテイクができなくなる危険性がありました。それを是正しました。
また、営業部門の賞与額算定式とも数式要素を合わせ、会社全体での公平性も意識したものです。
(参照:営業部門の人事評価、賞与査定についての賞与額算定式を参照)
そして最後にアイデア評価を加えて、今回の計算式に至りました。
アイデア評価については、過去にもいくつか記事を書いており、今回はその精神にのっとって再スタートした評価になります。詳しくは次回ご紹介します。
※ 過去記事:
あらゆるアイデアを評価する
人事評価におけるアイデアの金銭的価値