クリエイティブ部門の人事評価、賞与査定について(評価式)

前回、「https://blog.kaiza.jp/2018/11/クリエイティブ部門の人事評価、賞与査定/」で、客観的指標を用いず、主観で評価する旨をメンバーに伝えたところまでお話ししました。

さて、いよいよ評価式に入ります。

条件

  • メンバー構成は、デザイナー、マークアップエンジニア、システムエンジニア
  • 業務種類は、Web運用案件50%、Web新規案件50%
  • 半期ごと評価

=実際、ある会社で運用している評価式です================
評価式
評価値 = (重みづけ*ポイント)の各評価項目の合計値

評価原則:持っているだけで表に出さない能力はいっさい評価しない。実際の出力でしか評価しない。

■評価項目
会社貢献出力:会社として取り組む業務に関する出力、自分以外のメンバーへのヘルプ量
個人出力量:当人のこなした業務の絶対量
個人出力付加価値:出力がどれだけの経済的付加価値を持つか(品質、課題解決、改善、創造、売上貢献、納期)
伝達力・推進力:自身の行動や会話、文字によって、他者や会社全体に対してもたらした貢献(スピード、モチベーション、クオリティ、売上)

重みづけ:上記の各評価項目に対して、当人に期待する度合いとして「重い」か「軽い」かを設定
重:1
軽:0.3

ポイント:0点から100点(当人への現給与額に対して、出力がどれだけ優れているかをポイント化。会社が期待している出力を60点に設定)
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賞与額算定式
賞与額 =基準ボーナス(=「給与〇ヵ月分」)*(当人の評価値/全員の評価値加重平均)

基準ボーナス:会社側が当期の利益に基づき設定
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評価基準
マネージャーの主観で評価します。
マネージャー評価のエラーが極小になるよう、週一の個別MTGを設定します。
運用途中で評価方法を変える可能性があります。
そのときは、それまでの分は確定評価として、それ以降の評価だけを変えることとします。
また、事前にメンバーに周知します。
メンバーの評価は公表しません。
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以上を営業評価同様、全社公開します。

ポイントは、
①マネージャーの主観で評価する
②主観で評価する以上、評価者は被評価者のことを十分知っていなければならない。そのために週一の個別ミーティングを設定し、そこで情報収集とメッセージ伝達をおこなう。常に評価を上げるためのアドバイスをおこなう。
③月一で評価を上の評価式に基づき算定し、本人(被評価者)に開示し、本人とのコミュニケーションと主張によって、その場で評価を柔軟に変える。
(ここで一度つけた評価は変更しない、などと態度を頑なにしてはいけません。
主観評価なのですからエラーは当然あります。評価者自身がそのエラーを正すことに積極的な姿勢を持つことは必須だし、それをメンバーに知らしめておく必要もあります)
④出力だけを評価する
この姿勢は大事だと思います。ポテンシャルで評価したら評価者の思い込みが反映されてしまう危険度が増し、不公平が出ます。

制作部の人事評価は非常に難しい。
誰に聞いても、正解が見つからずもがいています。
その中で、私自身も悩みながら、ひとまずの回答を得たのが、上記の評価方法です。
みなさんのお役に立てば幸いです。

※ もっと知りたい、という方がいらっしゃったらお問い合わせください。
評価式を反映したスプレッドシートやエクセルでの表計算もあり、ご要望なら差し上げることもできますので。