ヤフーは14日、サイト上から荷物の集荷依頼ができるサービス「Yahoo!宅配」にソフトバンク・フレームワークスの宅配サービス「メルアド宅配便(以下、メルアド便)」を導入。個人情報を知られることなく個人間で荷物を配送できるサービスを開始した。
メルアド便は、ソフトバンク・フレームワークスが2009年12月に開始した個人間の宅配サービス。メールアドレスか twitter ID がわかれば受取人の住所・氏名が不明でも利用できるのが特徴。差出人と受け取り人はお互いに個人情報を知らせる必要がない。
利用の流れとしては、荷物の差出人がサイト上でクレジットカードによる決済を終えると、まず受取人にその旨が通達。受取りについて同意がなされる と、差出人の荷物は配送センターに集荷する仕組み。万一、受取拒否をされた場合、クレジットカードでの決済は取り消され、集荷もおこなわれない。キャンセ ル料等が生じることはない。受取人払いにすることも可能である。
こういった類似サービスは既にいくつか登場しているが、ヤフーがソフトバンク・フレームワークスのメルアド便を採用した理由のひとつは、全国一律 990円という料金体系にもあった。「遠方の場合だと、かなりお得になる」(ヤフー)。
また、他との差別化として、配送物の荷物の重量上限は通常5kgだが、Yahoo!宅配経由だと、10kgにまで対応。収益モデルは、ソフトバンク・フレームワークスとのレベニューシェア。分配比率については「非開示」(ヤフー)としている。
今後については、「まずは今あるサービスを充実したい」(ヤフー)とした上で、他にも便利なサービスがあれば積極的に導入していく方針だ。
Yahoo!宅配
http://logistics.yahoo.co.jp/