遠隔組織マネジメントの難しさ

リモートワークに全面移行して半年が経とうとしています。
それ以前はリモート半分出社半分程度の遠隔具合だったので、週に最低1日は社員と顔を合わせて会話する機会がありました。
ところがこの半年はほとんど会うことがありません。

そのなかで、私の社員への伝え方が変わりました。
徐々にテキストで伝えるほうが増えてきた。
最初はせめて大事なことは電話やテレビ会議でナマ声で伝えるようにしてきましたが、慣れと面倒くささから大事な用件もチャットでテキストでするようになってきた。

これがよくなかった。

先日、社員の基本的なミスに厳しめにテキストで伝えたら、「こっちは長時間労働でやってる。そんな厳しい言い方されたら不本意だ」とそんな内容の電話がかかってきた。

テキストでの語りかけは相手の心に文字面のままストレートに刺さる。
語った側の言外の思いは一切伝わらない。

コロナ禍になる前の半分出社のときには「大事なところは対面で話す」ことを決めていた私が、出社がなくなり完全リモートになってそれを怠っている。

改めて対面で伝えることの大切さに気づき、特に会えない相手に対しては、相手の立場に思いを馳せ、精一杯の愛情を持って接しないといけないと気を引き締めます。